横丁の名探偵

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は

ばあさふぁいあ【バー・サファイア】（組織）
　新宿角筈一丁目にある。[枯葉色の街で]
ばあや【ばあや】（人）
　近越家のばあや。[林の中の家]
ぱある【パール】（煙草）
　近越音子が吸う。[林の中の家]
はいいろ【灰色】（色）
　「〜の服」[猫は知っていた]
　グレイの意味。[林の中の家]
　「〜のセビロ」「〜と白とまざりになったおしゃれなの」（靴）抵抗に塗ってある色。[殺人配線図]
　「〜の三階建のビル」「〜のプラスチックの板」「〜のクラウン」的村文夫の家のそばに泊まっていた車の色。[枯葉色の街で]
　「〜の脳細胞」「〜の髪」[冷えきった街]
はいいろがかったあお【灰色がかった青】（色）
　的村文夫が主調にした静物画の色。[枯葉色の街で]
ばいおりん【バイオリン】（楽器）
　内海世津子が習っている。[林の中の家]
はいみどりいろ【灰緑色】（色）
　「〜のヒルマン」[枯葉色の街で]
はいらいと【ハイライト】（煙草）
　次郎が火をつけた。[枯葉色の街で]
ばいりん【梅林】（植物）
　塩入家の近くにある。[殺人配線図]
はうぷとまん【ハウプトマン】（人）
　「寂しき人々」の作者。[猫は知っていた]
はくほうじょしがくえん【白峰女子学園】（組織）
　堅岡清太郎の伯父が創立した。[冷えきった街]
はげいとう【葉ゲイトウ】（植物）
　内海家の窓の下にある。[林の中の家]
はこざきいいん【箱崎医院】（組織）
　外科病院。ずいぶん時代がかった、どっしりした木造の二階だて。[猫は知っていた]
はこざきえいいち【箱崎英一】（人）
　箱崎兼彦・敏枝の長男。医科大学在籍。きれいな一重まぶた。青白い顔と、注意深い目、やせ型の引きしまったタイプ。年は二十一かニ。見かけはきゃしゃだが、しんが強く、力もある。[猫は知っていた]
はこざきかねひこ【箱崎兼彦】（人）
　箱崎医院の院長。頭がはげ、おなかが太くて、気さくな朗かな目。慎重な性格。診断は確かで、手術もうまい。[猫は知っていた]
はこざきけいじ【箱崎敬二】（人）
　箱崎兼彦・敏枝の次男。医科大学在籍。着るものにうるさい。探偵小説ファン。[猫は知っていた]
はこざきさちこ【箱崎幸子】（人）
　箱崎兼彦・敏枝の長女。ネコ好き。歌は調子っぱずれ。[猫は知っていた]
はこざきとしえ【箱崎敏枝】（人）
　箱崎兼彦の妻。小太り。[猫は知っていた]
はこずし【箱ずし】（飲食物）
　佐原信哉が買った。[枯葉色の街で]
はこね【箱根】（土地）
　堀敏郎が客とマージャンをするために行った。[枯葉色の街で]
ぱす【パス】（薬）
　佐原雪代が飲んでいた薬。[枯葉色の街で]
ぱすかる【パスカル】（人）
　「似た顔が二つある時、一つ一つを見れば、おかしくも何ともない。もしそれを並べて見ると、似ているというのでおかしくなる。」という言葉を残した。[猫は知っていた]
ばすてぃゆ【バスティユ】（土地）
　地下牢がある。[殺人配線図]
はすぬまちょう【蓮沼町】（土地）
　大田区。鳥居真起子が帰ると行った先。[殺人配線図]
ばたあ【バター】（飲食物）
　三影潤がトーストに塗った。[冷えきった街]
はちく【ハチク】（植物）
　竹の種類。[冷えきった街]
ばっきんがむきゅうでん【バッキンガム宮殿】（組織）
　堅岡家の門を固めている警官がこの番兵みたいだった。[冷えきった街]
はつの【黒井初乃】（人）
　堅岡家の年取った女中。主人に忠実なしっかりした婦人という感じ。料理上手。[冷えきった街]
はでなきいろ【派手な黄色】（色）
　バー「サファイア」の女たちの服装の色。[枯葉色の街で]
はとばす【はとバス】（その他）
　諸田家が疎開先で世話になったおばさんが乗った。[冷えきった街]
はなおか【花岡】（人）
　大田区蓮沼の民生委員。[殺人配線図]
ばなな【バナナ】（飲食物）
　的村文夫がミチルのために描いた絵。[枯葉色の街で]
はなまきいまこ【花牧伊真子】（人）
　ピアノ出張教授。独身。二十八、九に見える。色はやや浅黒いが、卵形の輪郭に、整った目鼻立ちをして、細ぶちの眼鏡が似合う。よく発達した敏しょうそうな指をしている。いくぶん硬いが不親切な口調ではない。[枯葉色の街で]
はなむらいまこ【花牧伊真子】（人）
　ぴちぴちした健康そうな人だが、小柄で、力はありそうに見えない。美人。しゃべりすぎる。[枯葉色の街で]
はなむらしょういち【花村晶一】（人）
　歌手。[冷えきった街]
はやみひろし【速見弘】（人）
　速見よし子の弟。小学一年生。[林の中の家]
はやみふみえ【速見文江】（人）
　速見誠の妻。志田晴江の姉。[林の中の家]
はやみまこと【速見誠】（人）
　自動車会社大阪支店勤務。遺書を残して家出した。[林の中の家]
ばら【バラ】（植物）
　達岡（内海）家でいけられていた。[林の中の家]
　井田松江がたんせいしてつくった。的村ミチルが欲しがった。[枯葉色の街で]
ばらいろ【バラ色】（色）
　「〜のチェックのコート」「〜の口紅」[林の中の家]
　「〜のカーディガン」[枯葉色の街で]
はらじゅく【原宿】（土地）
　清和建設工業株式会社がある。[枯葉色の街で]
はらてるみ【原照美】（人）
　達岡康樹の姉の子。女子大生。１９歳。情熱的な二重まぶたの大きな目。[林の中の家]
はるえ【志田晴江】（人）
　ルナの縫い子。背が高く、すらっとしている。整った目鼻だちと卵型の顔の輪郭が調和した美人。下の前歯が子供のみそっ歯みたいなムシ歯になってニ三本欠けている。[林の中の家]
はるや【春や】（人）
　女中[殺人配線図]
はんだごて【ハンダごて】（その他）
　塩入伸夫のもの。３０ワット。マントルピースの上に置いてあった。[殺人配線図]

ひ

ぴあの【ピアノ】（楽器）
　仁木悦子が箱崎幸子に教える。[猫は知っていた]
　堅岡清嗣家の応接間にある。[冷えきった街]
ぴいす【ピース】（煙草）
　近越常夫がよく吸う。[林の中の家]
　木田が亀田電機店の主人にあげた。[冷えきった街]
びいとるず【ビートルズ】（その他）
　レコード屋ががんがん歌声をまきちらしていた。[枯葉色の街で]
びいる【ビール】（飲食物）
　箱崎家で仁木雄太郎に出された。[猫は知っていた]
　近越家にあった。[林の中の家]
　三影潤が天狗で注文した。[冷えきった街]
ひかり【ひかり】（煙草）
　吉川が仁木雄太郎にあげた。[猫は知っていた]
びすけっと【ビスケット】（飲食物）
　空かんを裁縫箱として利用。シャトーで売っている。[枯葉色の街で]
ひだ【樋田】（人）
　堅岡冬樹の友人。[冷えきった街]
ひっこりい【ヒッコリー】（その他）
　三影潤が持っているスキー。[冷えきった街]
ひとくいとら【人食いトラ】（動物種類）
　仁木雄太郎が植物をいじりはじめたら〜が来ても腰を上げない。[林の中の家]
ひとみ【人見】（人）
　看護婦。[猫は知っていた]
ひまわり【ヒマワリ】（植物）
　箱崎医院玄関前の花壇にある。[猫は知っていた]
ひゃくにちそう【百日草】（植物）
　Ｍ中裏の小家屋の庭に植わっている。[冷えきった街]
ひゃくめえとるきょうそう【１００メートル競走】（スポーツ）
　吉村がその選手よろしく、公衆電話に駆けつけた。[殺人配線図]
ひやまあさこ【檜山朝子】（人）
　堅岡玉代の女学校時代からの友人。自宅の塾で英会話の先生。四十代初めだが、身のこなしはきびきびして活気がある。背が高く、あごのとがった卵形の顔。落ちついた、響きのいい声。[冷えきった街]
ひやまえいかいわきょうしつ【ヒヤマ英会話教室】（組織）
　檜山朝子の家が経営する。[冷えきった街]
びゅいっく【ビュイック】（車種）
　達岡（内海）家の自家用車。[林の中の家]
ひよし【日吉】（土地）
　山尾崎吉彦が住んでいる。[枯葉色の街で]
ひよしえき【日吉駅】（駅）
　山尾崎吉彦の下宿の最寄り駅。[枯葉色の街で]
ひよどりじょうご【ヒヨドリジョウゴ】（植物）
　有毒植物。ナス科。[猫は知っていた]
ひらさかかつや【平坂勝也】（人）
　貿易商。慢性盲腸炎で箱崎医院に入院。四十に近く、かた幅の広い、たくましい体格。目も口もなみはずれて大きく、鼻は肉が厚く、まゆ毛は墨でぐいと引いたように濃い。精力的な顔。ねばり強さ、冷酷な聡明さ、おうへいな目。[猫は知っていた]
ひらさかきよこ【平坂清子】（人）
　平坂勝也の妻。小柄で、目も口もこまこま。整った可憐な顔立ち。[猫は知っていた]
ぴりか【ピリカ】（組織）
　吉本静枝が働くバー。間口が極めて狭く、奥行きの深い店。[冷えきった街]
ひるまん【ヒルマン】（車種）
　篠原のガレージにあった。[枯葉色の街で]
ひろお【広尾】（土地）
　洋裁店アザミがある。[枯葉色の街で]
ひろおばし【広尾橋】（土地）
　アザミはこの電停からちょｔｔ入ったところにある。[枯葉色の街で]
ひろせ【広瀬】（人）
　警視庁捜査一課部長刑事。的村文夫の事件でやってきた。[枯葉色の街で]
ひろた【広田】（人）
　磯田に明日の午後寄るようにと電話した。[枯葉色の街で]
ひろたぶんぐてん【広田文具店】（組織）
　笠井あきらの下宿先。[猫は知っていた]
ぴんく【ピンク】（色）
　「〜のリボン」[猫は知っていた]
　「〜系の口紅」[林の中の家]
　「〜のカーテン」[殺人配線図]
　「淡い〜の菊」バー「サファイア」の女たちの服装の色。[枯葉色の街で]
　「〜の脳細胞」[冷えきった街]

ふ

ぶうんちょうきゅう【武運長久】（その他）
　「〜を祈る」[冷えきった街]
ふえ【笛】（楽器）
　布施平吉が作る。[冷えきった街]
ふぇんしんぐ【フェンシング】（スポーツ）
　原照美がけいこに熱中している。[林の中の家]
ふじ【藤】（植物）
　静光園に藤棚がある。[冷えきった街]
ふせへいきち【布施平吉】（人）
　堅岡清太郎の義兄[冷えきった街]
ふたつのかお【二つの顔】（作品）
　ラジオドラマのタイトル。スリラー。近越常夫作。[林の中の家]
ぶどうえん【ブドウ園】（その他）
　小柳の兄が経営。[冷えきった街]
ふなばし【船橋】（土地）
　永田ハルミが夫と経営している食料品店がある。[冷えきった街]
ぶらっく【ブラック】（人）
　画家。[猫は知っていた]
ぶらんこ【ぶらんこ】（作品）
　ミチルが歌った。都築益世が作詞した。[枯葉色の街で]
ふらんす【フランス】（土地）
　広尾に大使館がある。[枯葉色の街で]
ふらんすご【フランス語】（その他）
　原照美がけいこに熱中している。[林の中の家]
ぶらんでえ【ブランデー】（飲食物）
　堅岡清嗣が飲んだ。[冷えきった街]
ぷりん【プリン】（飲食物）
　シャトーで売っている。[枯葉色の街で]
ぷりんす【プリンス】（車種）
　塩入哲夫が５８年型に乗っている。[殺人配線図]
ぶるう【ブルー】（色）
　「濃い色調の〜」「濃い〜の応接セット」[枯葉色の街で]
　「〜の透し編みのポロシャツ」「〜の目立たないツーピース」「〜のブラウス」[冷えきった街]
ぶるうあんどぴんく【ブルー・アンド・ピンク】（その他）
　ジャズの楽団。[林の中の家]
ぶるうばあど【ブルーバード】（車種）
　清和建設工業株式会社が入っているビルの隣の空き地に止まっていた。[枯葉色の街で]
ふれあむあるぴぬす【フレウム・アルピヌス】（植物）
　草の変種。仁木雄太郎が大事にしている。[猫は知っていた]
ふろいと【フロイト】（人）
　「〜派」[冷えきった街]

へ

べいごま【ベイゴマ】（その他）
　次郎が持っていた。[林の中の家]
べえじゅ【ベージュ】（色）
　「〜のセドリック」[枯葉色の街で]
　「〜のクラウン」「〜のサマーセーター」[冷えきった街]
へたかし【へたカシ】（植物）
　「〜の木を思わせる頑丈さ」[猫は知っていた]
べにいろに【紅色に】（色）
　「〜そまっていた」[猫は知っていた]
へりおとろおぷ【ヘリオトロープ】（その他）
　内海房子が使っていた。[林の中の家]
ぺるめる【ペルメル】（煙草）
　檜山朝子がモン・ペシェで吸った。[冷えきった街]
へろいん【ヘロイン】（薬）
　テレビのニュースで流れた。[冷えきった街]
べんつ【ベンツ】（車種）
　高地瞭の自宅にあった。[枯葉色の街で]

ほ

ほうき【ほうき】（植物）
　江川家の玄関前にある。[林の中の家]
ぽおかあ【ポーカー】（ゲーム）
　津本が敏樹、照美とよく行う。[林の中の家]
ほおずき【ホオズキ】（植物）
　ナス科。[猫は知っていた]
ほおぷ【ホープ】（煙草）
　三影が吸っていた。[冷えきった街]
ぼおりんぐ【ボーリング】（スポーツ）
　堅岡冬樹が行った。[冷えきった街]
ぼたんいろ【ぼたん色】（色）
　「〜のセーター」[林の中の家]
　「〜の和服」[冷えきった街]
ぽてとのべえこんまき【ポテトのベーコン巻き】（飲食物）
　堅岡玉代の誕生日で出された。[冷えきった街]
ほととぎす【不如帰】（作品）
　徳富蘆花の作品。[殺人配線図]
ほのおのさいてん【炎の祭典】（その他）
　テレビ番組。毎週火曜七時半。ジャズ・コンサート。[林の中の家]
ほのじろく【ほの白く】（色）
　「〜見えている」[枯葉色の街で]
ほりとしろう【堀敏郎】（人）
　極東商事新宿営業所勤務。[枯葉色の街で]