横丁の名探偵

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ま

まあじゃん【マージャン】（ゲーム）
　木田と亀田電機店の主人が好き。堅岡玉代の誕生日の後、行われた。[冷えきった街]
まきむら【牧村】（人）
　仁木雄太郎の友人。仁木兄妹を箱崎医院へ世話した。[猫は知っていた]
まさ【マサ】（人）
　塩入家にいた女中。農家に嫁入りした。美人ではないが素直なはきはきした感じの女。関東なまり。[殺人配線図]
まさこ【マサ子】（人）
　内海次郎の友だち。[林の中の家]
ましゅうこ【摩周湖】（土地）
　堅岡玉代に届いた絵葉書の写真。[冷えきった街]
まつ【松】（植物）
　箱崎医院にある。[猫は知っていた]
　近越家の周りに生えている。[林の中の家]
まっか【真っ赤】（色）
　「顔を〜にして」「〜になった」「〜になって」[猫は知っていた]
　「〜にてらてらしていた顔」[林の中の家]
　「〜な夕陽」「〜なほのお」[殺人配線図]
　「〜なポロシャツ」「〜な革」「目を〜にして」「次郎は〜になって」「〜に燃える火の玉」[枯葉色の街で]
まっくろ【真っ黒】（色）
　「〜な影のように浮かんで」[殺人配線図]
まっくろい【真っ黒い】（色）
　「〜怪物」[冷えきった街]
まっさお【真っ青】（色）
　「〜な空」「〜な顔」[猫は知っていた]
まっさお【真っ青に】（色）
　「〜になって」[猫は知っていた]
まっさお【真青】（色）
　「〜で、くちびるをひきつらせて」「ひどく興奮して、〜になっていました。」「〜になって立ちすくんだり」「怒りで〜になって」「〜になった」[殺人配線図]
　「〜になって」[冷えきった街]
まっさおな【真っ青な】（色）
　「〜顔」[冷えきった街]
まつざき【松崎】（人）
　堅岡冬樹の友人。堅岡冬樹から本を借りた。[冷えきった街]
まつした【松下】（人）
　額田ボードのデザイナーだった。[枯葉色の街で]
まっしろ【真白】（色）
　「〜な形のよい首すじ」[殺人配線図]
まっしろ【真っ白】（色）
　「髪は〜」[冷えきった街]
まつぞう【松造】（人）
　百姓。[猫は知っていた]
まつむし【松虫】（動物種類）
　達岡家の周りの林に生息。[林の中の家]
まてぃいに【マティーニ】（飲食物）
　吉村が注文した。[殺人配線図]
まとむらかよこ【的村加代子】（人）
　的村文夫の妻。きれいな人。歳は三十になるかならないか。以前は春光出版という教科書の会社に勤めていた。[枯葉色の街で]
まとむらふみお【的村文夫】（人）
　絵かき。戦争中は海軍で特攻隊。デザイン会社に勤めていたこともある。四十二歳。東京出身。国語と図画ができた。そのほかは中くらい。頭はわるくなく、本などもよく読んだ。ファイト、根性、競争心、がんばりがない。少年時代はいるかいないかわからないほどおとなしかった。気がやさしくまじめ。美術学校は出てない。[枯葉色の街で]
まとむらみちる【的村ミチル】（人）
　的村文夫の娘。三歳。くるくると縮んだ天然パーマの髪の下から、子ネズミみたいな黒い目。文化の日が誕生日。[枯葉色の街で]
まむし【マムシ】（動物種類）
　「指先が〜になる」の慣用句？[林の中の家]
まやく【麻薬】（薬）
　テレビのニュースで流れた。[冷えきった街]
まり【マリ】（人）
　バー「ピリカ」での吉本静枝の名前。[冷えきった街]
まりりんもんろお【マリリン・モンロー】（人）
　仁木雄太郎が植物をいじりはじめたら〜が来ても腰を上げない。[林の中の家]
まんせいちゅうすいえん【慢性虫垂炎】（病気）
　平坂勝也が箱崎医院に入院した時の病名。[猫は知っていた]

み

みいぼう【ミイ坊】（人）
　的村文夫はミチルをこう呼んでいた。[枯葉色の街で]
みかげじゅん【三影潤】（人）
　似顔絵を描くのが得意。広告代理店の社員だった。[冷えきった街]
みかみじゅん【三影潤】（人）
　35歳。[冷えきった街]
みかわしま【三河島】（土地）
　鳥居真起子の引越し先。[殺人配線図]
みかわや【三河屋】（組織）
　的村ミチルが育った街にあった酒屋。[枯葉色の街で]
みかん【ミカン】（植物）
　「〜のようなもの」[林の中の家]
みずいろ【水色】（色）
　「〜の卓上電話」[林の中の家]
　「ごくうすい〜に塗ったパーゴラ」[殺人配線図]
　和服。[枯葉色の街で]
みずはらけいた【水原啓太】（人）
　貴金属商。K町に家がある。[林の中の家]
みずはらなおこ【水原直子】（人）
　オペラ歌手。水原啓太の妻。[林の中の家]
みずはらのおくさん【水原の奥さん】（人）
　上野の音楽学校で内海房子とクラスメートだった。[林の中の家]
みそしる【みそ汁】（飲食物）
　江見次郎の好物。婆さんくさい。安あがりで手がかからない。[枯葉色の街で]
みた【三田】（土地）
　青松学園高等学校、青松学園中学校がある。[枯葉色の街で]
みたか【三鷹】（土地）
　三影潤が目をつぶっていても地理がわかる場所。[冷えきった街]
みと【水戸】（土地）
　永田ハルミの姉が住む。[冷えきった街]
みどり【みどり】（煙草）
　江見次郎が買った。[枯葉色の街で]
みどり【緑】（色）
　バー「サファイア」の女たちの服装の色。タイルの色の例。[枯葉色の街で]
みどりいろ【緑色】（色）
　「〜のハンドバッグ」[猫は知っていた]
　「〜のウール地の和服」[林の中の家]
　「〜に濁った水のおもて」抵抗に塗ってある色。[殺人配線図]
　「〜のカーテン」「〜のドレス」「〜の塗料」「〜の羊かん」[枯葉色の街で]
　「〜のコロナ・マークII」[冷えきった街]
みなみしんじゅく【南新宿】（駅）
　小田急電鉄の駅。[冷えきった街]
みねぎししゅうさく【峰岸周作】（人）
　老警部。警視庁の捜査係長を長く務めた。五分がりのごましお頭。百姓親父かと思う風体。[猫は知っていた]
みほ【ミホ】（組織）
　渋谷にあるバー。的村加代子が働いている。[枯葉色の街で]
みやうちただし【宮内正】（人）
　二十六、七の機械技師。職場で左手を負傷して箱崎医院に入院。[猫は知っていた]
みるく【ミルク】（飲食物）
　箱崎敏枝が桑田ユリに出した（？）。[猫は知っていた]
　花牧伊真子が的村ミチルに勧めた。[枯葉色の街で]
みるくいろ【ミルク色】（色）
　「〜の海」[猫は知っていた]

む

むぎ【麦】（植物）
　塩入家にいた女中マサの嫁入り先へ行く途中にその畑があった。[殺人配線図]
むさしの【武蔵野】（土地）
　三影潤が目をつぶっていても地理がわかる場所。[冷えきった街]
むさしのし【武蔵野市】（土地）
　塩入昌吾が住む。[殺人配線図]
むむむむむんむうん【ムムムムムンムーン】（作品）
　的村ミチルが歌った歌の歌詞。[枯葉色の街で]
むらかみやっきょく【村上薬局】（組織）
　的村ミチルが育った街にあった薬屋。ライオンを宣伝に使った。的村文夫が薬を買いに行った。[枯葉色の街で]
むらさき【紫】（色）
　「〜チリメン」「〜のふろしき包み」[猫は知っていた]
　「濃い〜の和服」[殺人配線図]
むらさきいろ【紫色】（色）
　「〜のひも」「お顔を見たら、〜になって」[冷えきった街]
むらやま【村山】（土地）
　佐原信哉の妻が療養している。[枯葉色の街で]
むらやまちょう【村山町】（土地）
　東京都下。療養所がある。[枯葉色の街で]

め

めいじせいやく【明治製薬】（組織）
　坪川慎ニが務める。[冷えきった街]
めぐろ【目黒】（土地）
　仁木家が疎開前まで住んでいた。[猫は知っていた]
めすねこ【牝ネコ】（動物種類）
　「〜のような、しなやかた肉体」[殺人配線図]
めちるへきさべたある【メチルヘキサベタール】（薬）
　睡眠薬。[林の中の家]
めはじき【メハジキ】（植物）
　クチビルバナ科[林の中の家]
めりごおるど【メリゴールド】（植物）
　ジョニイが踏んづけた花壇に植わっていた。[林の中の家]

も

もうちょうえん【盲腸炎】（病気）
　堅岡玉代がかかった。[冷えきった街]
もじりあに【モジリアニ】（人）
　画家。織部治彦の好みには合わない。[枯葉色の街で]
ももいろ【桃色】（色）
　「ほおが〜に上気して」[林の中の家]
　「〜や黄色の小菊」[枯葉色の街で]
　「ここの主人はよほど〜が好き」「沢野クリニックは、相変わらずいやらしい〜」[冷えきった街]
もろたあつひこ【諸田敦彦】（人）
　苗子の兄。城南銀行頭取の御曹司。三十六歳。同銀行本店預金部次長。[冷えきった街]
もろたいくよ【諸田幾世】（人）
　諸田敦彦の妻。[冷えきった街]
もろたますえ【諸田真寿枝】（人）
　堅岡苗子の実母。六十前後の人のよさそうな老婦人。[冷えきった街]
もんたん【モンタン】（人）
　的村ミチルがその歌を歌った。[枯葉色の街で]
もんぺしぇ【モン・ペシェ】（組織）
　三影潤が檜山朝子と待ち合わせた喫茶店。[冷えきった街]