横丁の名探偵

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た

だあくぐりいん【ダーク・グリーン】（色）
　「〜の質素な服」[殺人配線図]
だいさんのおとこ【第三の男】（作品）
　的村文夫が持っていたレコードの一枚。[枯葉色の街で]
だいだいいろ【橙色】（色）
　「〜の大きなライオン」[枯葉色の街で]
たいへいいんさつ【太平印刷】（組織）
　駅にむこうにある。江見次郎にガリ版の原紙九枚の代金として二千円払った。[枯葉色の街で]
たいようどらいぶくらぶ【太陽ドライブ・クラブ】（組織）
　箱崎医院最寄駅前の貸し自動車屋。[猫は知っていた]
たかだのばば【高田馬場】（土地）
　協同銀行の支店がある。支店長は山西弘則。[枯葉色の街で]
たかだのばば【高田馬場】（駅）
　歩いて五、六分のところに桐影秘密探偵社のオフィスがある。[冷えきった街]
たかちりょう【高地瞭】（人）
　経営コンサルタント。四十台半ば。しっかりした男性的な声。[枯葉色の街で]
たかのぶんじろう【高野文治郎】（人）
　短大で経理をしていた。[冷えきった街]
たかまつ【高松】（土地）
　的村加代子の実家があるかもしれない。的村加代子と結城朝美の出身地。[枯葉色の街で]
たがみ【田上】（人）
　達岡（内海）家の運転手。三十七八。ぶさいく。無口。[林の中の家]
たけうち【竹内】（人）
　山尾崎吉彦の友人。[枯葉色の街で]
たけがき【竹垣】（植物）
　志田幸次郎が住む家の周りにある。[林の中の家]
たけがき【竹】（植物）
　「〜やぶ」。堅岡邸にある。[冷えきった街]
たつおかしょうじかぶしきがいしゃ【達岡商事株式会社】（組織）
　達岡康樹が経営する。[林の中の家]
たつおかとしき【達岡敏樹】（人）
　内海房子の弟。背が高い。たくましいが、幼さの残る丸みを持った横顔。細いおっとりした目。[林の中の家]
たつおかふさこ【達岡房子】（人）
　内海房子の芸名。アルゼンチン・タンゴの歌手。[林の中の家]
たつおかやえこ【達岡八重子】（人）
　しっかりした体つき。勝気なきらきらする黒い目。気性が強い。[林の中の家]
たつおかやすき【達岡康樹】（人）
　内海房子の父。七十歳くらいの半白の老人。[林の中の家]
たておかかつ【堅岡カツ】（人）
　堅岡清太郎の最初の妻。透きとおるような美人で、冷たい人。[冷えきった街]
たておかきよのり【堅岡清範】（人）
　堅岡清嗣の長男。小学三年。Ｌ大付属の小学校に通う。ぶくぶくに太ったいわゆる肥満児。少年らしい活気を持たない濁った目。[冷えきった街]
たておかこのみ【堅岡このみ】（人）
　堅岡清太郎の長女。６歳。[冷えきった街]
たておかしほこ【堅岡志保子】（人）
　堅岡清太郎の二番目の妻。[冷えきった街]
たておかせいたろう【堅岡清太郎】（人）
　６０歳を少し過ぎたあたり。中肉中背の体は筋肉が締まってがっしりした感じ。半白の髪を左側できちっと分けている。面長な顔。伯父から白峰女子学園を受けついだ。女房運は悪い。[冷えきった街]
たておかたまよ【堅岡玉代】（人）
　堅岡清太郎の三番目の妻。四十前後の大柄な女性。色白で黒々とした髪をアップに結い上げている。ひどく色っぽい感じだが、小粋なきびきびしい色っぽさではなくて、ぬめっとしている。[冷えきった街]
たておかなえこ【堅岡苗子】（人）
　堅岡清嗣の妻。小柄で、卵形の顔にきらきらした勝ち気そうな目。[冷えきった街]
たておかふゆき【堅岡冬樹】（人）
　堅岡清太郎の次男。G大付属高校に通う。。学校は怠け、金使いは荒い。[冷えきった街]
たておかれでぃすくうる【堅岡レディ・スクール】（組織）
　堅岡清太郎が作った各種学校。茶、生花、美術、書道、英会話、手芸、和裁、洋裁、短歌、俳句、料理、ダンスを教える。[冷えきった街]
たなか【田中】（人）
　架空の人。[冷えきった街]
たばこ【タバコ】（植物）
　ナス科。[猫は知っていた]
たひち【タヒチ】（土地）
　ポール・ゴーギャンはここの女ばかり描いた。[枯葉色の街で]
だぼくしょう【打撲傷】（病気）
　堅岡冬樹が襲われて負った怪我。[冷えきった街]
たまご【卵】（飲食物）
　河崎ミネによって近越家に届けられた。[林の中の家]
だんご【団子】（飲食物）
　「花より〜」[枯葉色の街で]

ち

ちいず【チーズ】（飲食物）
　堅岡冬樹が好き。[冷えきった街]
ちいずとおすと【チーズ・トースト】（飲食物）
　三影潤が作った。[冷えきった街]
ちかごしおとこ【近越音子】（人）
　デザイナー。ルナ洋裁店のマダム。内海房子と女学校時代同級生。[林の中の家]
ちかごしつねお【近越常夫】（人）
　劇作家。濃い長髪が、ひたいの真中から分れて左右に垂れている。きゃしゃな長い指。やせ型。[林の中の家]
ちくぜん【筑前】（組織）
　近越家最寄駅前の飲み屋。[林の中の家]
ちくでんち【蓄電池】（その他）
　塩入卓之助の客が一手販売していた。[殺人配線図]
ちのしゅうかく【血の収穫】（本）
　箱崎敬ニ所有の本。ダシール・ハメット原作。[猫は知っていた]
ちば【千葉】（土地）
　船橋がある。[冷えきった街]
ちみ【チミ】（動物）
　黒ネコ。[猫は知っていた]
ちゃ【茶】（色）
　「〜、黒、黄と太い横じまが入って」[殺人配線図]
　「〜のプリーツスカート」[枯葉色の街で]
ちゃいろ【茶色】（色）
　「暖かな〜の目」「〜のハトロン封筒」[林の中の家]
　「〜のとっくりセーター」[枯葉色の街で]
　「〜の封筒」[冷えきった街]
ちゃいろい【茶色い】（色）
　「〜ジャンパー」[林の中の家]
ちゃいろの【茶色の】（色）
　「〜ひとみ」[猫は知っていた]
ちゃくろき【茶・黒・黄】（色）
　０．１マクロファラッドのカラーコード[殺人配線図]
ちゅうおうせん【中央線】（）
　見次郎が的村ミチルと一緒に乗った。[枯葉色の街で]
ちゅうおうゆうびんきょく【中央郵便局】（組織）
　堅岡玉代に届いた封書の消印。[冷えきった街]
ちゅうかそば【中華そば】（飲食物）
　江見次郎がその店で佐原の自宅の場所を聞いた。[枯葉色の街で]
ちゅうこうしょく【昼光色】（色）
　「〜の蛍光灯」[林の中の家]
ちゅうふう【中風】（病気）
　中西宇女乃は違う。[殺人配線図]
ちょう【蝶】（動物種類）
　「〜を飛ばした和服」[枯葉色の街で]
ちょうじ【ちょうじ】（植物）
　箱崎医院にある。[猫は知っていた]
ちょうせんせんそう【朝鮮戦争】（その他）
　この後、堅岡家が成城に引っ越した。[冷えきった街]
ちょうふ【調布】（土地）
　額田総一郎の家、額田ボードの工場がある。[枯葉色の街で]
　三影潤が目をつぶっていても地理がわかる場所。三影潤が妻と住んでいた。[冷えきった街]
ちょうふし【調布市】（土地）
　スズキ文房具店がある。[枯葉色の街で]
ちょこれいといろ【チョコレート色】（色）
　「〜の板」[猫は知っていた]
ちょこれえと【チョコレート】（飲食物）
　次郎の誘かいで使われた。[林の中の家]
　花牧伊真子がなだめるために的村ミチルにあげようとした。シャトーで灌入りを売っている。[枯葉色の街で]
　三影潤がコヤナギと永田ハルミに進呈した。[冷えきった街]

つ

つさかしげこ【津坂茂子】（人）
　やせ型で中くらいの背丈。以前「天狗」で働いていた。父親は左官職人。母親は中三の時に交通事故で死亡。中学卒業後、化粧品工場に就職。定時制高校にも通った。[冷えきった街]
つた【ツタ】（植物）
　塩入卓之助が死んだレンガ造りの大きな家にはいかぶさっていた。[殺人配線図]
つづきますよ【都築益世】（人）
　「ぶらんこ」を作詞した。[枯葉色の街で]
つつじ【ツツジ】（植物）
　額田総一郎の家の玄関先に植わっていた。[枯葉色の街で]
つのはずいっちょうめ【角筈一丁目】（土地）
　新宿。バー・サファイアがある。[枯葉色の街で]
つばきあぶら【ツバキ油】（その他）
　塩入みどりの鏡台の引き出しに入っていた。須藤先生の大島のおみやげ。[殺人配線図]
つぼかわしんじ【坪川慎ニ】（人）
　堅岡志保子の弟。小柄でひよわそうな男。[冷えきった街]
つみとばつ【罪と罰】（作品）
　ドストエフスキーの作品。[殺人配線図]
つもとひろゆき【津本広行】（人）
　敏樹の友だち。達岡家の下宿人。端麗な神経質そうな顔立ち。素人劇団の演出の手伝い、脚本の習作。理性的な考え深い男。[林の中の家]
つるにんじん【ツルニンジン】（植物）
　キキョウ科。[林の中の家]
つるみ【鶴見】（土地）
　高地瞭が住んでいる。[枯葉色の街で]

て

てぃい【Ｔ】（駅）
　達岡（内海）家の最寄駅。[林の中の家]
てぃいえき【Ｔ】（駅）
　近越家も最寄駅。駅前に焼き鳥屋がある。[林の中の家]
でぃいちゅう【Ｄ中】（組織）
　成城からのバス路線にある。[冷えきった街]
てぃいまち【Ｔ町】（土地）
　近越家がある。[林の中の家]
てすたあ【テスター】（その他）
　ラジオをいじる者にとっては、真っ先に欲しい必要な計器。塩入卓之助の研究室に置いてあった。[殺人配線図]
てまわしはつでんき【手回し発電機】（その他）
　塩入卓之助の研究室に置いてあった。[殺人配線図]
てんぐ【天狗】（組織）
　豪徳寺にある飲み屋。開店五周年で天狗の根付けを配った。[冷えきった街]
てんのう【天皇】（人）
　以前の日本では言うことを聞かなければ殺された。[冷えきった街]

と

とうえいひみつたんていしゃ【桐影秘密探偵社】（組織）
　三影潤と桐崎が共同経営している。[冷えきった街]
とうがらし【トウガラシ】（植物）
　ナス科。[猫は知っていた]
とうきょう【東京】（土地）
　笠井あきらが転々とした。[猫は知っていた]
　九百万の人口をようしきれなくなったマンモス都市[殺人配線図]
　江見次郎が高校卒業後にやってきた。的村文夫の出身地。[枯葉色の街で]
　中心地区は、もう生物として人間の住める場所ではなくなっている。三影潤の出身地。諸田家が疎開先で世話になったおばさんの息子がいる。[冷えきった街]
とうめいであたたかなちゃいろ【透明で暖かな茶色】（色）
　「〜の目」[林の中の家]
とうよこでぱあと【東横デパート】（組織）
　夕食を食べるために江見次郎が入った。[枯葉色の街で]
とおすと【トースト】（飲食物）
　花牧伊真子が的村ミチルに勧めた。[枯葉色の街で]
とき【トキ】（人）
　平坂家の女中[猫は知っていた]
とちぎけん【栃木県】（土地）
　戦争中、諸田家が疎開していた。[冷えきった街]
とっきゅうしゅ【特級酒】（飲食物）
　三影潤は好きではない。[冷えきった街]
どっぽ【独歩】（人）
　武蔵野を描いた。[殺人配線図]
とみえ【富枝】（人）
　達岡（内海）家の女中。[林の中の家]
とよぺっと【トヨペット】（車種）
　太陽ドライブ・クラブから借り出された車の車種。[猫は知っていた]
どらむ【ドラム】（楽器）
　堅岡冬樹が見ていたテレビに登場した。[冷えきった街]
とらんぷ【トランプ】（ゲーム）
　堅岡玉代の誕生日の後、子供たちが遊んだ。[冷えきった街]
とりいたき【鳥居多起】（人）
　小杉真起子の母。[殺人配線図]
とりいまきこ【鳥居真起子】（人）
　塩入卓之助を尋ねた。はたちすぎ。[殺人配線図]
とりつほくりょうだいこうこう【都立北稜台高校】（組織）
　的村文夫、山西弘則の東京市立中学だった時に卒業した。[枯葉色の街で]