横丁の名探偵

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や

やおまさ【八百政】（組織） 　的村ミチルが育った街にあった八百屋。[枯葉色の街で] やすぎ【八杉】（人） 　犬の訓練師。ルナの番犬ジェニイを訓練する。四十歳くらいの体つきのしっかりした男。[林の中の家] やまおざきよしひこ【山尾崎吉彦】（人） 　日吉に住んでいる。商業デザイナー。高慢ちき。[枯葉色の街で] やましろや【山城屋】（組織） 　酒屋。[枯葉色の街で] やまだ【山田】（人） 　患者。[猫は知っていた] やまとりかぶと【ヤマトリカブト】（植物） 　根にアコニチンを含む。[猫は知っていた] やまにしひろのり【山西弘則】（人） 　的村文夫の中学時代の同級生。協同銀行高田馬場支店の支店長。年のわりに額がはげあがった、あから顔の小男。[枯葉色の街で] やまのてせん【山手線】（鉄道） 　江見次郎と的村ミチルが新宿から高田馬場まで乗った。[枯葉色の街で] 　国鉄の路線。[冷えきった街] やまもと【山本】（人） 　箱崎兼彦に電話した。[猫は知っていた]

ゆ

ゆうきあさみ【結城朝美】（人） 　アザミのマダム。歯なみの美しい知的な感じの女性。[枯葉色の街で] ゆうひ【夕日】（作品） 　ミチルが歌った。葛原しげるが作詞した。[枯葉色の街で] ゆきえ【由紀枝】（人） 　堅岡家にかつていたお手伝い。[冷えきった街] ゆもと【湯本】（駅） 　箱根湯本の略。箱根登山鉄道の、小田急線の電車が乗り入れる終点。[林の中の家]

よ

ようかん【羊かん】（飲食物） 　額田総一郎の妻が江見次郎に出した。[枯葉色の街で] ようじのおんがくきょうしつ【幼児の音楽教室】（本） 　本。定価２８０円。[猫は知っていた] よおろっぱ【ヨーロッパ】（土地） 　塩入卓之助が政府派遣の留学生として渡った。[殺人配線図] 　むかし、違う宗教を信じる人間が殺された地方。[冷えきった街] よこはま【横浜】（土地） 　鶴見がある。[枯葉色の街で] よじいむちんき【ヨジーム・チンキ】（薬） 　薬。[猫は知っていた] よしおか【吉岡】（人） 　スズキ文具店の間借人の一人。一番積極的。[枯葉色の街で] よしかわ【吉川】（人） 　元陸軍少将。七十をもうだいぶ過ぎていると思われるが、肩はばの広い上体は真っ直ぐで、太い手くびは、年をとったへたカシの木を思わせる頑丈さだった。銀白色の髪の毛をオールバックになでつけ、鼻の下には同じく銀の針のように光るひげが、鋭く南北両極を指していた。[猫は知っていた] よしこ【よし子】（人） 　速見誠・文江の娘。十歳くらい。ネズミの目に似た賢そうな目。[林の中の家] よしむらしゅんさく【吉村駿作】（人） 　新聞記者。甘い酒がきらい。[殺人配線図] よしもとしずえ【吉本静枝】（人） 　以前「天狗」で働いていた。[冷えきった街] よつや【四谷】（土地） 　三影潤が住んでいる。[冷えきった街] よつやさんちょうめ【四谷三丁目】（土地） 　信濃町駅から篠原治療所へ行く途中に通る。[枯葉色の街で]