横丁の日記（２０１５年１０月）

横丁の名探偵

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１０月４日（日）　ポケミス品切れ状況２０１５年版　『ハヤカワ・ミステリ解説目録２０１５』を入手しました。というわけで、２０１４年版と比べて新たに品切れになった本を調べました。在庫有り　→　品切れ 1188 ジョルジュ・シムノンメグレと若い女の死 1455 レジナルド・ヒル王子を守る者在庫僅少　→　品切れ 1698 ロバート・ファン・ヒューリック真珠の首飾り 1729 ロバート・ファン・ヒューリック雷鳴の夜 1774 ロバート・ファン・ヒューリック柳園の壺　新たに在庫僅少になった本はありません。　ヒューリックは１６冊中３冊が品切れになりました。この調子で全滅してしまうのか。　レジナルド・ヒルも危険な香り。　品切れ、在庫僅少本は早めにお買い求めになった方が良いかもしれません。　その後のお買い物。 □鉄道ピクトリアル臨時増刊号　２０１５年１０月　鉄道車両年鑑２０１５年版 □ダイナミック企画監修『マジンガーＺとスーパーロボット』ＥＩＷＡ　ＭＯＯＫ □山川方夫『親しい友人たち』創元推理文庫 □小川裕夫『封印された鉄道秘史』彩図社 □マーガレット・ミラー『雪の墓標』論創海外ミステリ □久住昌之原作　谷口ジロー作画『孤独のグルメ２』扶桑社１０月４日（日）　孤独のグルメ２　久住昌之・谷口ジロー『孤独のグルメ２』読了。テレビドラマでもＳｅａｓｏｎ５が始まりましたが、どちらも快調そのもの。変えないで続けるかとの難しさがここにあるように思います。似たような心地良さが他にもあったなあ～と考えたら、今柊二さんの定食シリーズでした。１０月６日（火）　ふち猫　とりあえず１個ゲット。１０年前なら５種類全部集めようと奮闘努力したところですが、今はそんな気力はまったくございません。１０月９日（金）　おどろきの発見　松田道弘『おどろきの発見』読了。副題は「マジック世界の魅力」。岩波ジュニア新書の一冊ですが、元々著者の本はわかりやすいですから特にジュニア向けというわけではありません。カー、ロースン、エリン、コロンボも登場してミステリーファンには楽しいのもいつも通りです。１０月１２日（月）　「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男　西崎義展の狂気牧村康正＋山田哲久『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男　西崎義展の狂気』読了。この狂気の人がいたからこそヤマトは発進できたとの思いを強くしました。松本零士が絡んでなければヤマトではないの考えは変わりませんけど。散財よりも蓄財に熱心なプロデューサーに誰が魅力を感じるか、は言い得て妙。１０月１５日（木）　ルパンとは俺のことかとリュパン言い　ある年代以上の日本人のほとんどがルパンを初体験することになるポプラ社の南洋一郎「怪盗ルパン全集」は全３０冊でした。　１　奇巌城　　　　　　※奇岩城　２　怪盗紳士　　　　　※怪盗紳士ルパン　３　８・１・３の謎　　※８１３・続８１３　４　古塔の地下牢　　　※水晶の栓　５　八つの犯罪　　　　※八点鐘　６　黄金三角　　　　　※金三角　７　怪奇な家　　　　　※謎の家　８　青い目の少女　　　※緑の目の令嬢　９　怪盗対名探偵　　　※ルパン対ホーム１０　七つの秘密　　　　※ルパンの告白１１　三十棺桶島　　　　※三十棺桶島１２　虎の牙　　　　　　※虎の牙１３　ピラミッドの秘密１４　消えた宝冠　　　　※ルパンの冒険１５　魔女とルパン　　　※カリオストロ伯爵夫人１６　魔人と海賊王　　　※ジェリコ公爵１７　ルパンの大冒険　　※特捜班ビクトール１８　まぼろしの怪盗　　※二つの微笑をもつ女、赤い数珠１９　ルパンの大失敗　　※怪盗紳士ルパン、ルパンの告白２０　妖魔と女探偵　　　※女探偵ドロテ２１　ルパンの名探偵　　※バーネット探偵社２２　悪魔の赤い輪　　　※赤い輪２３　ルパンと怪人　　　※バール・イ・ヴァ荘２４　ルパン最後の冒険　※カリオストロの復讐２５　ルパンの大作戦　　※オルヌカン城の謎２６　悪魔のダイヤ　　　※ウネルヴィル城館の秘密（新潮文庫）２７　ルパンと時限爆弾　※バルカンの火薬庫（新潮文庫）２８　ルパン二つの顔　　※アルセーヌ・ルパンの第二の顔（新潮文庫）２９　ルパンと殺人魔　　※ルパン、１００億フランの炎（サンリオ）３０　ルパン危機一髪　※は別版の邦題。新潮文庫、サンリオ以外は偕成社。　この内、１３は南洋一郎オリジナル、２６以降はボアナロ原作でした。　残り２４冊中、未読だったのが１２、２１、２３、２４の４冊。その後、新潮文庫版や創元推理文庫版でポツリポツリと読んできて、今回『バール・イ・ヴァ荘』でジ・エンドとなりました。　『８１３』は新潮文庫で再読しましたが、なんだか『奇岩城』とか『八点鐘』、『三十棺桶島』などなどもアダルト版で改めて読んでみたいなと思うことがよくあります。南版と比べてこんなにつまらないの？　と読んでがっくりするかもしれませんが(笑)。　そうそう、その後に１３も読んでました。　その後のお買い物。 □牧村康正＋山田哲久『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男　西崎義展の狂気』講談社 □アンネ・ホルト『ホテル１２２２』創元推理文庫１０月１８日（日）　英国ミステリ道中ひざくりげ　若竹七海・小山正『英国ミステリ道中ひざくりげ』読了。降りる駅を間違えたり感電したりしやがら作家が住んでいた家や作品に登場した名所、古本屋を訪ねる珍道中。これがゲキオモ。英国では著名人が住んでたり生まれたことを示すプラークなる銘板が建物に貼られているとのこと。日本では難しいかな。１０月２０日（火）　進む航空と鉄道のコラボ　杉浦一機『進む航空と鉄道のコラボ』読了。市街地から離れていることが多い空港の有効活用には鉄道とのコラボが重要で、例えばフランクフルト航空がＩＣＥを借りてエア・レイルを運行してます。一方、日本では山口宇部空港の真ん前をＪＲ宇部線が無視して走ってるなど、日本の現状を憂います。１０月２２日（木）　ハヤカワ文庫品切れ状況（２０１５年７月版）　『ハヤカワ文庫解説目録』（２０１５年７月版）を入手しました。　というわけでまたかと思われるでしょうが、２０１５年１月版と比べて新たに品切れ、在庫僅少になったＨＭ文庫を調べました。在庫有り　→　品切れア-2-4 ミニ・ミステリ１００アイザック・アシモフ編ク-11-5 クロイドン発１２時３０分Ｆ・Ｗ・クロフツコ-16-1 赤と赤［上］エドワード・コンロンコ-16-2 赤と赤［下］エドワード・コンロント-1-1 シャーロック・ホームズの冒険アーサー・コナン・ドイルハ-1-37 メランコリー・ベイビーロバート・Ｂ・パーカーヒ-1-12 凍てついた墓碑銘ナンシー・ピカードフ-8-1 緑は危険クリスチアナ・ブランドフ-9-20 猫はブラームスを演奏するリリアン・Ｊ・ブラウンヘ-14-1 もっとも暗い場所へエリザベス・ヘインズメ-1-1 追跡者［上］デオン・メイヤーメ-1-2 追跡者［下］デオン・メイヤー在庫有り　→　在庫僅少ク-3-47 犯罪カレンダー＜１月～６月＞エラリイ・クイーンル-4-3 奇岩城モーリス・ルブランル-4-4 水晶の栓モーリス・ルブラン在庫僅少　→　品切れエ-3-2 偽りの名画アーロン・エルキンズタ-1-4 来訪者ロアルド・ダール　不滅を誇ってきたリリアン・Ｊ・ブラウンでついに品切れが発生しました。このまま消滅してしまうのか。　犯罪カレンダーは上巻だけ売れているのでしょうか。　ホームズと来訪者は新版化によるもの。　クロイドンは創元推理文庫も品切れなので、今後が心配です。　品切れ、在庫僅少になった本は早めに入手された方が良いかもしれません。　その後のお買い物。 □二階堂黎人・森英俊共編『密室殺人コレクション』原書房 □沢木耕太郎『銀の森へ』朝日新聞社 □杉浦一機『進む航空と鉄道のコラボ』交通新聞社新書 □小川裕夫『ブラック鉄道史』ぶんか社 □ロイ・ヴィカーズ『フィデリティ・ダヴの大仕事』国書刊行会１０月２３日（金）　ブラック鉄道史　小川裕夫『ブラック鉄道史』読了。鉄道会社の悲惨な労働環境を暴く！　ではなくって、「タモリと鉄道」とか、かつて国鉄がこっそり原子力機関車を開発していたとか、あまり鉄道本でも話題にならないあれやこれや。明治政府による東海寺蹂躙のエピソードは吃驚。お参りに行こうかと思っちゃいました。１０月２９日（木）　立ちそば春夏秋冬　今柊二『立ちそば春夏秋冬』読了。通常はいろいろなお店巡りですが、今回は季節限定物に焦点が当てられてます。ですので箱根そばや小諸そばがたびたび登場（笑）。その他に学食そばも。特に行って（食べて）みたいなと思ったのは長年の憧れでもある我孫子駅弥生軒や銀座よもだそば、吉祥寺増田屋など。