横丁の名探偵

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１１月５日（月）　これでいいのか埼玉県さいたま市 　小森雅人ほか『これでいいのか埼玉県さいたま市』読了。２００９年版に２０１６年の状況を追記。浦和っ子は伝統的に学力が高いとか、永遠に解決しそうにない浦和と大宮の対立とか。通過するばかりでしたが、ちょこっと下車したくなりました。大宮駅東口の風俗街ではありませんよ。 　浦和、東西南北、中浦和、武蔵浦和、浦和美園は８駅だけど、新宿、東西南、新宿三丁目、新宿御苑前、西武新宿、新宿五丁目、新宿西口とこちらは９駅。北新宿がないのが惜しまれます。 １１月８日（木）　昭和プロレス迷宮入り事件の真相 　井上譲二監修『昭和プロレス迷宮入り事件の真相』読了。前田の顔面キック、アンドレの試合放棄、ブロディ刺殺、カブキの毒霧の正体、力道山の死因などを動画サイトに残る映像や関係者の証言などから解き明かします。当事者が語っても真実とは限らず、ですが、古き良き「昭和のプロレス」に浸れます。 １１月１５日（木）　貧乏だけど贅沢 　沢木耕太郎『貧乏だけど贅沢』読了。１０人との対談集。若い頃のあまりお金も使えない旅は実は贅沢なのだ、ということかと。馴染みのある井上陽水や高倉健だけでなく、各編とも面白いです。まあ当然か。著者が対談するのは一年に一度か二度だけ。準備に時間がかかりすぎるから、は吃驚。 １１月２１日（水）　明智小五郎回顧談 　平山雄一『明智小五郎回顧談』読了。タイトル通りプラス怪人二十面相譚。明智物のみならず、史実や当時の世相、文壇やフィクション、街並みなどなど莫大な情報を元に書かれた奇跡の一冊と言えます。実はあまり期待しないで読んだのですが、信じられない面白さ！　明智ファンは必読！！ １１月２１日（水）　『明智小五郎回顧談』の謎 　平山雄一『『明智小五郎回顧談』の謎』読了。虚実入り乱れて書かれた元本のキーワード辞典です。この本を片手に元版を再度読みたくなります。極めつけはもう一つの結末（初稿）収録！ １１月２６日（月）　ＪＲ東海道線・横須賀線沿線の不思議と謎　東京近郊編 　松本典久編著『ＪＲ東海道線・横須賀線沿線の不思議と謎　東京近郊編』読了。各駅、車両、歴史など比較的初心者向け。横須賀駅、久里浜駅伝よりあまり知名度があるとは思えない衣笠駅の方が乗降客が多いというのは意外でした。かつて超特急「燕」が国府津駅に停車した理由は著者の勘違いかと。 １１月３０日（金）　エリック・クラプトン〜１２小節の人生〜 　映画『エリック・クラプトン〜１２小節の人生〜』を観ました。レイラ他数曲のみ、Ｇ・ハリスンから奥様を譲られた、御子息の転落死から励ますためにハリスンが日本公演へ誘った、くらいしか知りませんでしたが、全然ＯＫ。こんなに波乱の人生だったとは。 　ティアーズ・イン・ヘヴンは涙なしに観られませんでした。お客さんの年齢層はかなり高めで、自分は平均以下だったかも。すっかりクラプトンファンになりました（笑）。 １１月３０日（金）　今月読んだ本 　今月読んだ本です。 　『アントニー・バークリー　ミニミニユーモア・ミステリ集』は除きます。