横丁の名探偵

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３月１日（月）　美しき鉄道橋の世界 　武田元秀『美しき鉄道橋の世界』読了。いずれの橋もタイトル通り「美しく」、改めて安全イコール美だと感じます。多くは通ったことがあるものの、残念ながら車窓からの眺めなので、線路外から眺めたいなと。ベストショットはトンネル出口との組み合わせが絶景な豊肥本線の百枝橋梁。 ３月５日（金）　日本の地名　おもしろ雑学 　浅井建爾『日本の地名　おもしろ雑学』読了。「死骨崎」や「鬼の舌震」なんて所に住んでたら自慢できそう。石川県が金沢県ではない理由、三重県の由来は日本武尊が東征の折、この地に着いたら足が三重に曲がるほど疲れていたから、草津温泉のクサツは硫黄の匂いが臭いから、など。 ３月１０日（水）　劇画プロレス地獄変 　原田久仁信『劇画プロレス地獄変』読了。列伝から四半世紀後に「事実をもって語りしめる」をコンセプトを元に描かれた１４編。大部分は自分がプロレスを観ていた期間外の話でありますが、興味深く。文庫化に合わせてその後８年間の出来事（木村、原の死去など）が補足されても良かったかなと。 ３月１５日（月）　日々翻訳ざんげ 　田口俊樹『日々翻訳ざんげ』読了。著者が訳した１７作品を肴に誤訳や勘違いなどをざんげします。ざんげと言っても楽しく描かれるし、ネタ作品の紹介も絶妙で、１７作いずれも未読でしたが、どれもこれも読みたくなりました。翻訳家なのに読書家ではなく、英文もスラスラ読めるわけではないとは意外。 ３月２５日（木）　最強のナンバー２　坂口征二 　佐々木英俊『最強のナンバー２　坂口征二』読了。なぜ柔道からプロレスへ転身？　なぜ日プロに残留？　なぜ馬場ではなく猪木を選んだ？　など多々あった疑問も全て解消しました。いずれも必然だったと。新日と言えば猪木＆新間とされてますが、実は坂口の役割が大きかった。全人類必読の感動の書。 ３月２９日（月）　メイキング・オブ・サンダーバード 　『メイキング・オブ・サンダーバード』読了。著者はジェリーの元妻で、レディ・ペネロープのモデルにして声も担当したシルヴィア・アンダーソン。サンダーバード世代にはどんぴしゃりな内容ですが、やや物足りなさも。キューブリックが『２００１年宇宙の旅』制作にあたりＳＦＸスタッフを引き抜きに来たとか。 ３月３１日（水）　今月読んだ本２０２１年３月 　今月読んだ本です。