拓郎 ＿美しいその作り話かなんか知らないですけどね。そういうの聞きましてね。憧れてね、で、ハーモニカホルダーつうのをぼくはなんとか作ろうと思って、首に掛けてやるんだっていうから、ハーモニカを。昔あの漫才でありましたけどね。あの、とがみえいじ、あずまきみよとか知りませんかね、あの、君と一緒に歌の旅〜♪
ひろしあっ、その歌知ってる。
拓郎 そういう感じので、首からね、ゴムでハーモニカをぶら下げてやって、漫才でいたんですけどね。それじゃあまりみっともないていうんでね。ボブディランの写真をもらいまして、で首から吊るすのどうやったらいいんだろうってね。作ったんですよ、針金で。それがねうまくいかないのなかなか。そんなとっからですね、ボブ・ディランをちょっと気になって、気になり始めたのは。
ひろしなるほどね まあ初めての印象としてはずいぶん下手だなあと。
拓郎 下手だなあと思った。
ひろしあと実話だか嘘だかなんだか。
拓郎 かなり嘘だという話がありますけど。
ひろしライフストーリーに強烈な印象を受けたみたいなね。
拓郎 ありましたね。
ひろしそれでアメリカでさコンサートを見て、やっぱしこの蘇ったディランなんて。
拓郎 やっぱりね、蘇るもなにも。
ひろしずっと生きている。
拓郎 ずっといるんです、あの人は。
ひろしやっぱし凄い。
拓郎 帝王ですね。
ひろし凄い強い。
拓郎 そのへんのマフィアにも勝てるっていう。
ひろしなるほどね。でもそのバンドとディランの組み合わせってのも素晴らしいね。
拓郎 これはもうね、ちょっと史上ないでしょ、恐らく二度と。多分今後ないんじゃないかという気がするんです。でね、ロス行ってね、レコード店、レコードショップなんか行って、タワーレコードなんてありますんで、でかいレコードショップなんか行ってね。で日本から来たんだって言って、なにしに来たんだ、ディランのコンサート見に来たんだと言ったら凄く喜んでね、愛想よくしてくれるんです。それぐらいロスアンゼルスは湧きかえってたんです、ボブ・ディランで。
ひろしなるほどね、いずれにしてもさ、ディランとほらあのバンドとの最近のアルバムあるじゃない。なんというんだっけ。
拓郎 プラネット・ウェイヴスですね。
ひろしあれから一曲ね。
拓郎 いいＬＰですね、これは。
ひろしオン・ア・ナイト・ライク・ディス。これをちょっと聴きましょう。
拓郎 | いい試みだ。
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