横丁の名探偵 |
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略歴 |
1923年アイルランド東部ウィクロー州のブレイクに生まれ。イギリスの女流本格派。 イングランドのノーサンプトンで教育を受けた。第二次世界大戦中の1940年から1945年までは空軍女性補助舞台のレーダーを扱う部署に属し、退役するときは准尉になっていた。 ものを書き始めたのはこの空軍にいた頃で、慰安演芸会用のレビューの台本がきっかけだった。これがもとで、彼女は英国空軍のために、レーダーに関する記録映画の台本を書く許可をとり、その準備にかかったが、この計画は結局アーサー・ランク・プロによって引き継がれ、のちに「ナイル殺人事件」他のクリスティー映画でエルキュール・ポアロを演じたピーター・ユスチノフの秘書になるよう命じられ、1953年まで務めた。 1953年から1958年にかけてはファッション誌「ヴォーグ」の副編集長として働いた。 写真家ジョン・モイーズと結婚するが離婚。その後国際裁判所判事ジョン・ハザードと結婚。ジョンがヘーグの国際司法裁判所やIMFで働いていた関係でスイス、オランダ、ワシントンDCで暮らしたが、夫の退職後はカリブ海の小さな島、英領ヴァージン・ゴダードに移住。はるか海を見渡す丘の頂上にコテージを建て、夫と4匹の犬、1匹の猫に囲まれて執筆活動を続けた。2000年死去。 モイーズ作品を読むと、上記の経歴のほとんどが活かされていることに驚きます。ちみにポケミスへの収録作数は女流作家ではクリスティーに続いて第2位です。代表作は『サイモンは誰か?』。 |
作品リスト |
作品名 | 年 | 採点 | 備考 |
死人はスキーをしない | 1959 | ☆☆ | |
沈んだ船員 | 1960 | ☆ | |
死の会議録 | 1962 | ☆☆ | |
殺人ア・ラ・モード | 1963 | ☆☆ | |
流れる星 | 1964 | ☆ | |
大空に消える | 1965 | ☆ | |
殺人ファンタスティック | 1967 | ☆☆☆ | |
死とやさしい伯父 | 1968 | ☆☆ | |
死の贈物 | 1970 | ☆☆ | |
雪と罪の季節 | 1971 | ☆☆ | |
第三の犬 | 1973 | ☆ | |
死は海風に乗って | 1975 | ☆ | |
ココナッツ殺人 | 1977 | ☆ | |
サイモンは誰か? | 1978 | ☆☆ | |
死の天使 | 1980 | ☆☆ | |
猫と話しませんか? | 1981 | 対象外 | 猫に関するエッセイ |
死のクロスワード | 1983 | ☆☆ | |
死ヘの夜行フェリー | 1985 | ☆ | |
黒い娘、白い娘 | 1989 | ☆ | |
ブルー・ムーン亭の秘密 | 1993 | ☆ | |
Who killed Father christmas and Other Unreasonable Demises | 1996 | 未訳、短編集 |
トピック |
モイーズ作品入手茨の道 |
著書リスト |